珍しく看護師らしい投稿を……
今は育児休暇満喫中の私ですが、
総合病院で11年手術室看護師してました★
まだまだペーペーなつもりでいますが多分一般的には中堅、オペ室だけで言えばベテランになっていたんだと思います( ゚д゚)ハッ!
そんな私は第1子を緊急帝王切開で出産しました!
看護師としては散々経験してきているので、分かっている部分も多かったですが
それでも患者さんの立場になって初めて感じたこともありました。
なので、今日は
総合病院の予定帝王切開の流れ
を一部省略しつつ患者さんの立場になってわかったことも含めて書いていきます★
(※病院によって違いはありますのでご了承を…)
【予定の帝王切開の流れについて】
《手術前日》
1.前日のお昼くらいまでには入院
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2.医師、麻酔科医師、病棟看護師、手術室看護師から色んな説明を受ける
(私が働いていた病院では、手術室看護師が病棟にお邪魔して一連の流れの説明や出産時の希望などをお話ししてました)
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3.前日の夜ご飯から食べられません☓☓☓絶飲食の指示
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《手術当日》
4.キツキツの靴下を履かされ、手術着に着替え、車椅子で手術室入室
(キツキツ靴下はエコノミー症候群:血栓予防)
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5.本人確認、安全確認をして手術用ベッドで横になる
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6.あれよあれよと心電図や血圧計などのモニター類をつけられる
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7.腰椎麻酔(半身麻酔)実施!(硬膜外麻酔という術後の痛み止めに使える管を背中に入れることも有り)
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8.オシッコの管を入れる(感覚なし)
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9.麻酔が効いているのを確認!冷たい保冷剤とかを当てられる!冷たく感じなければ麻酔効いてます!
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10.消毒して執刀!!!
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11.15分もしないうちに、お腹をぐぐっと押されて赤ちゃん誕生〜〜〜♪
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12.お母さんはお腹を閉じていく
赤ちゃんは小児科医が状態をチェック!
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13.お母さんと赤ちゃんの2ショット写真撮影
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14.赤ちゃんはお先に病棟へ
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15.手術終了
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16.消毒を拭いて、服を着替えて、モニター外して、ベッドで病棟に帰る
といった感じです★
【予定帝王切開の患者さんの印象】
・38週くらいで手術される方が多く、ベッドへの移動などがスムーズ
・楽しくお話しながら入室される方が多い
・腰椎麻酔、妊婦さんは強い
・麻酔が終わってしまえば、お話している間に赤ちゃん誕生!になることが多い
【腰椎麻酔(半身麻酔)について】
腰椎麻酔(半身麻酔)は
ベッドで横向きに寝て、丸まった態勢で行います。動くと危険なので看護師が支えます★
整形外科などの足の手術でも同じ麻酔をしますが、ビクッと動いてしまう方や「イタタタタ!」な方も多いんですが
絶対!妊婦さんは強い!!!
妊娠中からつわりやマイナートラブルを乗り越えてきた女性たちはちょっとやそっとの痛みにはビクともしない!平然と乗り越えられる方が多いです。
【手術中の様子】
手術の間は麻酔医師や手術室看護師とお話ししてることが多いです。
赤ちゃんの名前のことや兄弟のことなどなど。
お話ししたくなさそうな場合は必要最低限の声かけに徹します。
赤ちゃんが誕生し、写真を撮り終えたあとは麻酔医師がちょっと眠くなる点滴を入れて、ゆっくり過ごしてもらっています★
ウトウトしている間に手術は終わり、手術室で病棟のベッドに移動し、ベッドで病棟に帰ります。
2.で少し触れましたが、私が働いていた病院では手術の前日に手術室の看護師が
・手術室ってこんな感じ(写真見せる)
・手術室に入ってからはこんなことします
・麻酔はこんな感じ
・赤ちゃんと写真撮りますよー
を説明して、お母さんの出産時の希望なんかを聞いていきます。
「この曲を聴きながら出産したい!」
「産まれてすぐの赤ちゃんを触っておきたい!」
「スマホでも写真を撮りたい!」
などなど。
予定で帝王切開が決まっている方の中でも
麻酔や手術に恐怖心を感じてる方も少なくないと思います(´;ω;`)未知の世界ですもん……怖いですよね。
そういった気持ちを色々と聞いていきます。麻酔への不安が強い場合は、麻酔科医師とコンタクトをとって安心できるような雰囲気作りや説明の追加などを行います。
“こんなこと言ってしまっていいのかな??”みたいなことって多いと思うんです。
特に帝王切開は看護師との関係性も築きづらいですしね……(´;ω;`)
でも!
手術室看護師としては!
色々と言ってもらいたい!!!
(内緒:看護師は色々と言ってもらえた方がラクでもあり、期待に応えられたという満足感もありだったりします:内緒)
私は帝王切開を経験して・・・緊急手術だったこともありますが
正直不満だらけの手術でした。
出産から1年7カ月経ちましたが
出産のときの嫌な思い出って一生忘れないんじゃないか、と思うほど
嫌だったことは鮮明に覚えています。
(女は次の出産を安全にするために、本能的に記憶して、次に活かそうとしている!!と思っています(-"-))
これから帝王切開を受ける予定のある方たちには
そんな思いはしてほしくない。
「経膣分娩も帝王切開も立派なお産です!」なんて言葉がありますが
それでも帝王切開を受けるお母さんは、やっぱりネガティブな思いってあるような気がする。
だからこそ!満足度の高い出産をしてほしい!!!
このブログを読んで、余計に怖い思いをさせてしまったらゴメンナサイ…
少しでも、不安が軽減され心の準備をして入院!出産!に挑めることを願っています★
私の術後の傷跡の経過載せてます。良かったら参考にしてください!